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マグロは産卵のためやエサを求めて、広い海を回遊しています。1年の半分はエサを求めて、後の半分は産卵のために回遊するのです。
近海物の本まぐろは、台湾や沖縄の海域で産卵し、黒潮（暖流）にのって北上する。北海道近海で魚、イカのエサをたっぷり食べて肥えて脂を蓄える。

また北上中にアメリカに西海岸に行くものもある。そして今度は12月頃から日本海や太平洋に南下し始める。つまり同じ本まぐろでも時期により"味わい"が違うということです。1月〜4月にかけての漁場は、九州沖や四国沖で、ここで獲されたまぐろは、勝浦や宮崎に入港します。

このマグロは産卵で脂が少なくさっぱりしていますが、そこはやはり近海マグロほのかな旨みは若干期待できます。５月〜７月頃は、単発で山陰沖の定置網に掛かるマグロは結構美味しいです。８月は水温や暑さのせいか良質のまぐろは少ない。９月になると良質のマグロが揃いだしいよいよ格的なシーズンを迎え12月中旬頃まで、北海道、青森で漁場される。

しかし、最近は乱獲か？エルニーニョ現象？などで良質のマグロがだんだん少なくなっています。

魚丸商店　

2002.4.31

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