めったに見る機会のないスペイン(ムルシア州・カルタヘナ)の畜養本マグロの水揚げから解体させるまでの状況を写真を添えて説明しております。
水揚げ作業
今から、初水揚げのために船を出航させるところです。
いけすの全景です。直径30〜50mの円形で、深さは15〜40mと様々で水深、潮の流れ、サイズによって違います。
このようなきれいな海でスペイン蓄養は、飼育されています。
作業員が、いけすに入ります。
作業員が、網を張る準備をしています。
網を張りいよいよ取り上げです。生け簀の外側に設置した小型の生け簀にマグロを追い込み、網を段々小さくして捕獲する「コーポ式」と呼びます。
いよいよまぐろを引き上げます。
海面が泡立っています。網の中には、まぐろが一杯・・・
クレーンで水揚げされています。
いよいよ船上に降ろします。
船上に降ろされました。大きいもので体長2m・250kgぐらいかな?
船上に引き上げられたまぐろです。人と比べるといかにまぐろが大きいかわかると思います。
鮮度を調べるために、尾の身(尾の付け根の部分)をカットしました。
カットした尾の身です。鮮度は良し。そして解体へ
解体作業
いよいよ解体です。頭を電気ノコギリで切断しています。
切断した頭からほほ肉と頭肉(脳天)を採ります。これも日本向けに商品化されます。
腹の内臓を取り出しています。
かまを外し、腹を解体しようとしております。写真右側のブーメラン(三角形)が、かまとろの部分です。
腹の内臓を取って、まぐろを4つ(腹2筋・背2筋)に解体します。
まずは、腹をさばいています。このように上側に身を"上身"と呼び甲板側の下側の身を"下身"と呼びます。
腹をさばいています。この時点でs6の写真よりも状態・鮮度は格段に判断できます。
腹を解体し終わる所です。
次は背の中骨を外しています。中骨に付いている身を"中落ち"と呼びます。
腹と背を解体しました。写真手前が背で奥が腹になります。
2002.4.31