マグロといえば本まぐろ【くろまぐろ】・ミナミまぐろ・メバチまぐろ・きはだまぐろ・ビンチョウが主な種類ですが、その中に生もあれば冷凍もある。産地もそれどれ違うし、もちろん味も魚体も千差万別です。
マグロにはそれぞれのおいしさがあり、「うまい」「まずい」というくくりはありません。自分がおいしいと感じたものを食べたらよいか思います。
ここでは生マグロの代表的なものだけをあくまでも私の主観的な立場にたってランキング作成しました。
1つの情報源として頭にいれていただければ・・・・・決して頭でっかちにはならないように。
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やはり基準としましては昔からよく言われる「一に色、ニに脂、三に締まり」ですが、最近の蓄養、養殖まぐろの普及に伴いまして「一に色、ニに脂の質、三に肉質」ですかね。もちろん基本は近海本まぐろになるわけですが、
いまさら言うまでもありませんが、北海道(戸井)、青森(大間)、青森(三厩・竜飛崎)このランク辺りはほとんど差はありませんが、5ポンントの差は知名度の差でしょうか。
ここで北海道(戸井)VS青森(大間)はどうですか?といわれる所ですが、肉質では北海道(戸井)、脂のノリでは青森(大間)と致します。
まぐろの最高峰は!!!
近海物では和歌山(勝浦)5ツ星のモノに比べるとあぶらの「ノリ」や「旨み」が少しかけているように思います。続いてボストン、カナダ産脂はあるし、魚体が大きく肉質もそこそこいいですし、やはり寿司ネタで通用します。夏場にかけて近海本まぐろの代用となります。そして同様にあまり一般には流通していませんが、5月〜7月の時期に入荷するミナミマグロ(ニュージランド産)は良質なモノはかなりいいですね。肉質にも粘りがあり、寿司やお造りどちらでも持って来いです。ただ入荷の少ないのが難点ですが私の一押しです!
気仙沼、大船渡、塩釜、三陸、境港の近海グループそしてその後にブリの水揚げの有名な氷見産になります。3ツ星グループは少し旨みにはかけますが、酸味がかったこのグループのマグロは食べやすいです。しかし定置網、巻網漁法のため、色の冴えがどちらかというとよくありませんし、色変わりも早いです。
脂のノリも5ツ星に比べると薄いです。だからお造りで食べるには適していると思いますが、寿司で握りとなると脂が薄いと感じるかもしれません。だから得意先のお寿司屋さんは「カマの一番」を望みます。この部位ですと脂のしつこさもなく間違いなく寿司ネタでも通用しますし、お造りでもいいですね。中とろは、そこそこいけますが、赤身は酸味があるので意見が分かれるところだと思います。
台湾産は、肉質も色の冴えも非常によいですが、「脂質」「脂のノリ」「旨み」を考慮した場合、このランクに落ち着きました。スペイン天然(5月〜6月)も脂が薄く、腹も薄いです。
蓄養系では、スペイン産、マルタ産、クロアチア産を評価します。特に赤身はよくできており、脂を少し含んで、食感もよく非常に人気が高いです。国産本マグロの養殖系の奄美大島産、串本産は脂は外国産の養殖マグロに比べて強いですが、
年々改良され品質もかなりよくなっているのは事実です。
メキシコ産は3〜4前に出現してきたマグロでサイズ的には20k〜30kモノと60k以上のモノに大別されます。60k以上サイズの方が比較的モノがいいです。ミナミマグロ(蓄養)は居酒屋チェーン店でよく使われます。色も薄め、味も薄め、色変わりも早いのでどちらかと言えば早いのでこのランクにしました。