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我々業者にとっては頭を悩ます、商品として成り立たない「コブの入ったマグロ」「打ち身」「シミ」「出血」「血栓」など事故を起こしているマグロをご紹介します。
こぶ
漢字では「瘤」と書き、まさしく「やっかいもの」という意味でしょうか。
白い部分は食べると味も無く、コリコリした食感があります。しかし食べない方がいいでしょうね。
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1
見事に本マグロ生中トロの真中辺りに「白っぽい流れコブ」が見られます。 このようなマグロは捨てます。
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2
これもひどいですね。本マグロ生赤身ですが、「白」や「黄っぽい」コブが模様を描いている様です。
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3
若干わかりにくいと思いますが、全体的にコブが流れています。このメバチの赤身食べても味はしません。
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4
これも”写真1”と同様のコブです。どうしようもないですね!
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5
これはピンポイントで入っているコブですが、なんか卵の白身っぽいですね。
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打ち身とシミ(血)
取り扱い方やマグロ自身が暴れる事によって打ち傷で皮下が充血したり変色したりします。
マグロの下身に多いですね。
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6
本マグロ生中トロですが、右側上部が「打ち身」により出血(シミ)しております。
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7
腹尾の底部が出血(シミ)をおこしています。このマグロは大間産なのに・・・トホホ
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8
本マグロ生腹ナカの底部ですが、右半分はピンクっぽく、本来のトロの色ですが、左半分は打ち身により変色して色がまんだらになっています。
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左の下部の皮と身の間が打ち身により、3mmほど変色しています。拡大すると判りますが、若干茶色っぽくなっています。
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10
このシミはメバチマグロに多く見られ、全く商品としては成り立ちません。
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本マグロ生腹ですが、このシミはその部分を除去し小切れにして販売するしかないですね。
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血栓
取り扱い方やマグロ自身が暴れる事により起こります。
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本マグロ生の背ですが、下の右側辺りに血栓が見られます。
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トロの場所にある血栓なので、身が柔らかく比較的容易にピンセットで抜けます。あまりにも気持ちよく抜け抜けるので何かクセになりそうです。拡大すると・・・ミミズみたいですね。
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本マグロ生腹の底部に血栓が走っています。この血栓もピンセットで抜く事は可能です。
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キハダマグロの生の場合、このような細い血栓が見られます。皆様も見覚えのあるスーパーなどでよく見かける血栓ではないでしょうか。
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身割れ
取り扱い方によって起こります。特に身質の柔らかいマグロや下身に多いですね。
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“写真10”と同写真ですが、先ほどの「血」とは別に「身割れ」が左下部に見られます。マグロの下身に多く見られ、また乱暴取り扱いによってもこのような事がよく起こります。
側面から撮影した拡大写真を見るとよくわかります。
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